毎年11月は「キャリアマンス」=キャリアを考える月です!
ご存じでしたか? キャリコンの方にもまだ認知度が低いのですが、せっかくなので、多くの方が自分のキャリアについて考える機会になればと思い、ご無沙汰していたnoteを書くことにしました。
今年はキャリアに関するお悩みを聴く機会がとても増えました。
人生100年時代というキーワードも人ごとではなくなり、特に40代、50代の方からの『どうすればいいの? どうするの、私?』という切実なお悩みのご相談が増えています。
今日は『50代からのキャリアって、何をどう考えて準備すれば良いの?』について書いていきます。
50代のキャリアデザインが難しい理由
50代の方が社会に出た頃は、まだ転職などは今ほど一般的ではなく、安定した会社に入ることが一番のキャリアプランだったと思います。
つまり、会社にキャリアを預けることができた時代でした。
だから、”キャリア支援”や”キャリアデザイン”などはほとんどなく、会社の都合に合わせて異動や転勤に応じてくれる人材が重宝される時代でした。
それが平成、令和と時代が変わる中で、企業が生き残っていくのも大変になってきて安定した終身雇用を実現するのは、今のご時世とても難しくなってきています。
だから・・という単純なものではないと思いますが、これからは自らのキャリアは主体的に考えていこうよ!ということで、会社に預けていたキャリアが急に自分の手元に押し戻された。そんな状態です。
特にあと少しで会社員も卒業だな~と思い始めた50代には、ここに来て急に「70歳まで働く未来の準備を自分でして下さい」って言われても・・・という唐突感や戸惑いを感じている人が多いと思います。
50代からのキャリアデザインのポイント①
とはいえ、70歳まで全員が今の会社で働き続けるということが約束されている訳ではないので、何かしらの準備、対策が必要になります。
まず最初に考えて欲しいのは、これまでの経験でどんな武器(スキル、持ち味、経験)を培っているか?を客観的に整理することです。
「客観的に」というのがとても重要で、
・今の会社の中ではできること や
・会社の看板があるからできること
ではなく、環境や立場が変わっても発揮できる力(スキル、知識等)
であることが重要です。
これをキャリアの用語では「ポータブルスキル」と言います。
その力について「会社名・役職名」などを使わなくても、人に説明ができる状態になっていることがポイントです。
いかがでしょうか?
肩書きに頼らずに自分の強みやスキルを説明できますか?
ぜひ一度考えてみて下さい。
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次回は「50代からのキャリアデザインのポイント②新しいキャリアに踏み出すために備えておきたいスキル」についてご紹介します。