2024年11月30日 12:03
気がつけば11月も月末になりましたね。
大阪から帰る新幹線の中でこの記事を書きました。
キャリアコンサルタントとして、これまで20代から60代まで約2,400時間(今年は既に300時間超)の面談を経験してきた私が、11月の『キャリアマンス』に因みキャリア支援の現場で感じたことをお届けしています。
今日は50代からのキャリアデザインのポイント③です。
50代からのキャリアデザインのポイント①では、これまでの経験でどんな武器(スキル、持ち味、経験)を培っているか?を客観的に整理すること、ポイント②では、会社とは関係ないつながりを持つこと、そして基本的なITリテラシーを高めておくことをお伝えしました。
最後となる50代からのキャリアデザインのポイント③は「自分の人生を使って貢献したいこと、関わりたいこと」を自分に問う です。
●自分の人生の時間を何に使えていると幸せか?
ここ数年は定年が近づくタイミングや、50代半ばで定年後の生き方を考えるためのキャリア研修と面談のご依頼が増えています。
その中で定年後に再雇用となった方や、定年後に再就職した60代の方のお話を聞く機会があります。
パーソル総合研究所が発表している調査によると、実は年齢が高くなるにつれて「働く幸せ感」が高くなっているという結果が出ています。
その人が感じる「幸せ感」には様々な要素があると思います。
面談の場面では同じ仕事をしているのに、幸せを感じながら働けている人と、頑張れなくなった自分を責めてしまい、どこか辛そうな人に出会うことがあります。
何が違うのだろう…??
辛そうな人が発する言葉に共通点を見つけたのです。それは、
『お金のためだけだと続かない』
ということでした。
60代で再就職を考える際に、やはり経済的な報酬はとても大事な要素です。仕事を選ぶ時に給料がいくらかを見ずに決める人はいないはずです。ですが、再就職やセカンドキャリアは「お金」だけで決めてしまうと続かないケースが多いと感じています。
なぜか?
50年以上生きてきていろんな経験も積み重ねたはずなのに、最後にやっている仕事が「お金のためだけの仕事=ライスワーク」になっているという現実がやり切れなくなってしまうのだそうです。
その仕事しか選択肢を見つけられなかった自分が残念で、もっと早いうちにあれをやっておけばよかったと後悔する時間が増えてしまい、仕事に行くのがだんだんと億劫になってしまうのだそうです。そして、新しいことを覚えようというやる気も出てこない。だから今の仕事は続けられないと。
一方で幸せを感じながら働けている人は、
- 前は企業向け営業しかやってなかったから、お客様の声が直接聞けるってすごく新鮮! 使ったことのない端末を若い人に教えてもらいながら、できるようになるのは楽しいよね~。逆に営業トークは若い人に教えることもできる。得意なことを交換している感じだね。時給で働くのも悪くないよ。(家電量販店で働く方)
- 定年前に事業開発部門からいきなり人事に異動になった。なんで今さら自分が・・とも思ったけど、社員教育で自分が担当した研修で30代の若手が目を輝かせて帰る姿を見ると、人の成長に関わるってとてもやりがいのある仕事だと思った。その経験を活かして人材育成のビジネスに挑戦してみた。最初は大変だったけど、若手が元気になってくれる姿に出会えるのは嬉しい。学ぶことがいっぱいあって忙しいよ。(製造業を定年退職して研修講師になった方)
という風に、自分の経験が活かせ、役に立てている実感や、やりがいを感じている実感があるのだなと伝わってくる話をしてくれます。
自分の人生を使って貢献したいこと、関わりたいことは何ですか?
この答えを自問自答で見つけるのは簡単ではないかもしれません。そんな時に活用して頂きたいのが「キャリアコンサルティング面談」です。
もし、自分は何がしたいだろう?を考えたくなった方は、ぜひこちらからお問い合わせ下さいね。
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いかがでしたか?
50代からのキャリアデザインについては、今回までとなります。
次回からはまた違う切り口でお届けしますので、良かったらフォローして頂けると嬉しいです(^^)/